ポールダンス
「ポールダンス」と聞くと、映画やナイトクラブなどでセクシーな金髪美女が裸でポールダンスをしてチップを貰っているシーンを想像をされる方もいるかと思いますが、その歴史は古く、インドで発祥したと言われています。
その名は、マラカーンブという伝統的なスポーツが最古とされています。インドのレスリングの訓練から発達した器械体操の一種で、木製の太い柱を使い行われてきたのが起源とされています。始めて動画を見た時は、驚きと衝撃で笑ってしまいましたが、見れば見るほど驚愕する技の連発です。
アメリカでは1900年代に旅芸人がテントの支柱を使ってダンスを伴う曲芸を行ったとされ、1950年代頃には、テントの支柱から現代のダンス用ポールへと変わっていきます。その後、エンターテイメントを備えた踊りとして認識されるようになりました。
映画バーレスクではポールダンスが採用されたりと、ナイトクラブやショービジネス、ストリップなど多岐にわたりポールダンスが採用されていきました。一般の方が想像するのはこの辺りのポールダンスというイメージです。
その後、シルク・ドゥ・ソレイユでも採用され、日本人のポールダンサーも活躍しています。マドンナ、ブリトニー・スピアーズ、アンジェリーナ・ジョリーなどの流行に敏感なハリウッドセレブ達がエクササイズとして取り入れた事で一気に人気に火が付きました。
日本では、梅宮アンナさんや沢尻エリカさん、川島なお美さん、チュートリアル徳井さんなどが習ったことで注目を集めるようになりました。また広末涼子さんと岡田将生さんが映画でポールダンサーを演じたことで更なる注目を集めました。
テレビでは、マツコ会議や有吉探検隊、今夜くらべてみました!などのバラエティ番組はもちろん、NHKや情報番組でも取り上げられて一般の方の認識が一段と上がりました。
そして一番人気が急上昇しているのは、InstagramなどのSNSです。「インスタ映え」と言われるフォトジェニックな写真です。綺麗でかっこいい写真は高評価されており、その人気を表すかのように、Instagram「#poledance」の#(ハッシュタグ)の数は、Google検索の200万件を大幅に超える500万件以上登録されているのです。
子供から大人まで人気のあり、オリンピック正式種目を目指す活動もされています。ALISH POLEDANCEでも、3歳のキッズから60代まで楽しくポールダンスを楽しんでいます。
これ、絶対に言われる定型文です。でも理由はとてもシンプル!
【 肌の摩擦でステンレスのポールに止まるため 】
つまり服を着ていると、ステンレス製のポールは滑ってしまい登ることが出来ません。
もちろん「ポールダンス=ストリップ」というイメージがあるのも事実です。しかし、ポールダンスの歴史で書いたように、それはポールダンスが演出としてエンターテイメントとして使われたからです。
水泳、フィギュアスケート、新体操選手を見て、「あれは肌を出しているから性的なものだ!」と思いますか?もしそう思うなら、肌が出るものを性的なイメージで見ているからです。そんなふうに思う人にこそ挑戦してほしいです。
「ポールダンスってめちゃくちゃスポーツじゃん!」そんな感想をたくさん聞いてきています。
エアリアル ティシュ
エアリアルとは「空中」という意味で、スキーで空中を回転するエアリアル競技がありますが、ダンスの世界では
・エアリアル ヨガ
・エアリアル ハンモック
・エアリアル フープ
・エアリアル ティッシュ、エアリアルシルク
などジャンルは多岐にわたります。
エアリアル ティシュは、エアリアル シルクとも言われますが、ティシュの意味はフランス語で布のことです。布を使って空中で優雅にダンスをします。
シルク・ドゥ・ソレイユやディズニーランドなどのエンターテイメントショーでも人気で始める人も増えてきています。
アリッシュでは、長い布を天井から吊り下げる エアリアル ティシュのレッスンがあります。
手や足を使って登り降りをしてダンスを表現していきます。美しい形やポーズを作り出すことができ、シルク・ドゥ・ソレイユやディズニーランドなどのエンターテイメントショーでも使われてご存じの方もいらっしゃるかと思います。
ポールダンスでは、皮膚とステンレスのポールを摩擦で固定して踊りますが、エアリアルティシュの場合は、長袖長ズボンで、摩擦に気をつけて、手足を布に巻きつけて柔軟性で表現します。
エアリアル ティシュは、上半身や背中の筋肉と体幹を使って表現していきます。初心者出来るの?難しそう!とよく聞きますが、最初は誰でも同じです。練習をすることで誰でも上達していきます。
エアリアル フープ
エアリアルフープは、エアリアル エアリアルリングとも言われますが、どちらもぶら下がった鉄製の輪を使ってダンスを表現します。
エアリアルティシュと同じく、エンターテイメントショーで使われており、【☆】星型や、【☽】三日月型など、かわいくておしゃれなタイプもあります。
アリッシュでは、85センチと90センチの鉄の輪を使ったエアリアルフープのレッスンがあります。
フープは鉄製ですので自重をかけてぶら下がったり、寄りかかったりしてダンスを表現していきます。
エアリアルフープは、エアリアルティシュのように長袖長ズボンの服装が必須ではありませんが、最初はレギンスなど長ズボンがあるといいかもしれません。
フライング ポール
エアリアルポールとも言われますが、X-POLEブランドから発売されているX-FLYという道具を使って踊るダンスのことを言います。
通常のポールダンスは天井と床に固定されているポールを使って踊ります。エアリアルティシュやエアリアルフープ等のエアリアル系は、天井に固定されたマウントからスイベルやカラビナで布や輪っかを吊り下げて踊ります。
それらを掛け合わせたフライングポールは、天井のマウントにポールを吊り下げています。360度の回転と全方向に揺れる状態で踊る未領域の空中ダンスです。これはサーカスなどの演目で取り入れられている空中演舞で、今までにないアトラクションのようなポールダンスが体験できます。
フライングポールは、ポールが360度回転して揺れます。経験者の方はポール自体が回るスピニングポールの状態をイメージして下さい。さらに自分がポールを掴む力が加わる事で、全方向に回ります。
ポールダンス未経験の方は、地球をイメージするとわかりやすいかもしれません。ポール自体が回る自転、ポールが揺れて軌道を通って回る公転・・・よくわかんない?まずは一度挑戦してみて下さい。
ここまで読んでみて、とにかく回って揺れることがわかったと思いますが、通常の生活では味わったことがないくらい三半規管が揺れます。初心者の方はもちろんですが、スピニングポールは得意です!って人でも、念のために酔止めを飲んできてください。
フライングポールの服装は、ポールの時と同じ服装に加えて、長袖と長ズボンの準備をして下さい。通常のポールダンスはステンレスのポールですので、肌の摩擦が必要なので、タンクトップやショートパンツが必要ですが、フライングポールはステンレスにシリコンを巻き付けてあるシリコンポールです。通常よりも摩擦力が高いので、タンクトップやショートパンツでは皮膚が擦れて痛い場合がありますので、長袖と長ズボンをご用意して下さい。